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【現場で使える】図工指導案の作り方と実践例と具体例

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子どもたちの創造性を育む図工の授業づくりで重要となる指導案の作成方法をご紹介します。

本記事では、現場で即実践できる具体的な指導案の例をご紹介します。

特に初任者の先生方に向けて、学習指導要領に準拠した効果的な指導案の立て方をステップバイステップで解説していきます。

ベテラン教師による実践例や評価のポイントも含めて詳しく説明しているので、明日からの授業づくりにすぐに活かせます。

さらに、児童の意欲を引き出す導入の工夫や、効果的な声かけの例もご紹介します!

〈プロフィール〉

・小学校教員、保育士、家庭教師、塾、学童など様々な学校現場を経験。

・現在はその経験を活かして教育記事を執筆中。

・ブログで月収70万以上を1年以上キープ。

現在は手堅く収入を得つつ、非常勤講師として子どもと関わっている。

目次

図工指導案作成の基本的な考え方

学習指導要領における図工の位置づけ

図画工作科は、造形的な見方・考え方を働かせる重要な教科です。

表現と鑑賞の活動を通して、創造的な技能を育成することが求められています。

特に、低学年では具体的な活動や体験を通して、豊かな発想力を育むことが大切です。

中学年では、材料や用具の適切な扱い方を身につけながら、表現の幅を広げていくことが重要です。

高学年になると、より主体的な創造活動を通して、個性的な表現力を伸ばすことが目標となります。

指導案に必要な要素と構成

効果的な図工の指導案には、以下の5つの要素が不可欠です。

単元目標、評価規準、準備物、指導過程、留意点を明確に示す必要があります。

特に、児童の実態に応じた具体的な支援方法を記載することが重要です。

また、安全面への配慮や片付けの指導についても明記しましょう。

時間配分は、導入10分、展開30分、まとめ5分を基本としています。

評価規準の設定方法

図工の評価は、造形への関心・意欲・態度、発想や構想の能力、創造的な技能、鑑賞の能力の4観点で行います。

各観点について、具体的な児童の姿を想定した評価規準を設定します。

特に、作品の完成度だけでなく、制作過程における創意工夫や試行錯誤する姿勢も重視します。

児童の発達段階に応じた適切な評価基準を設定することが大切です。

また、相互評価や自己評価の機会を設けることで、表現する喜びを味わえるようにします。

効果的な導入と展開の工夫

児童の興味を引き出す導入の方法

導入では、児童の創作意欲を高める工夫が必要です。

実物や写真、映像などの視覚教材を効果的に活用することをおすすめします。

また、既習事項や生活経験との関連を図ることで、活動への理解を深めることができます。

制作のゴールイメージを具体的に示すことで、見通しを持って取り組めるようにします。

さらに、実演を交えた説明を行うことで、技法や手順の理解を促進します。

材料・用具の効果的な提示方法

材料や用具の特性を理解させ、安全な使用方法を指導することが重要です。

実物を使用したデモンストレーションを行い、具体的な使い方を示すようにします。

特に、はさみやカッターなどの危険な用具の扱い方については、細心の注意を払って指導します。

材料の特性を活かした表現方法について、具体例を示しながら説明します。

また、用具の準備や片付けの手順も明確に示し、習慣化を図ります。

個別支援と全体指導のバランス

児童一人ひとりの表現意図を尊重しながら、適切な支援を行うことが大切です。

机間指導を通して、個々の進度や課題を把握します。

また、つまずきが予想される箇所については、事前に支援の手立てを用意しておきます。

全体への指示は簡潔明瞭に行い、必要に応じて個別のフォローを行います。

友達との関わりを通して、表現の幅を広げられるような場面設定も大切です。

効果的な評価と振り返りの方法

作品評価の具体的な観点

作品評価は、過程と結果の両面から総合的に行う必要があります。

表現の独創性、技能の習得度、材料の活用力などを多角的に評価します。

特に、児童が自分なりの表現を追求する姿勢を重視します。

評価規準に基づいて、具体的な改善点や成長を記録します。

また、相互評価を通して、多様な表現のよさに気づく機会を設けます。

効果的な振り返り活動の進め方

制作過程や完成作品について、言語活動を通して振り返る機会を設けます。

自己評価カードを活用し、達成感や課題を明確にします。

また、次回の制作に活かせるポイントを整理します。

友達の作品のよさや工夫を見つけ、共有する活動を行います。

完成作品の展示方法や鑑賞の機会についても計画的に設定します。

保護者への発信と共有

児童の作品や活動の様子を、定期的に保護者に伝えることが重要です。

作品展示やポートフォリオを通して、成長の過程を可視化します。

また、家庭での造形活動につながるようなアドバイスも含めるとよいでしょう。

学期末の通信では、単元のねらいや活動の意義についても説明します。

保護者参観や作品展示会など、直接見ていただく機会も大切です。

まとめ

図工の指導案作成では、児童の創造性を育む具体的な支援方法を明確に示すことが重要です。

学習指導要領に基づきながら、実態に応じた指導方法を工夫しましょう。

特に、安全面への配慮と個々の表現を尊重した支援を心がけることが大切です。

評価については、過程を重視し、多角的な視点で行うようにします。

この記事を参考に、明日からの図工の授業づくりに活かしていただければ幸いです!

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